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第29話 愛情の欠落②

Penulis: アイさん
last update Terakhir Diperbarui: 2026-01-12 08:10:04

そして次の日、月の民殲滅戦にてネルは新たに手にした"陰"の力を存分に使用した。

"陰"の力は普通の空間魔法と違い、別次元の空間を新しく作り出す事が可能であった。

更に"陰"の力に関連する力を全て使用出来るといった性能があり、その中でも[空間付与]という力は凄かった。

その力は"陰"の力で作り出した空間の中に一定の条件を付け加える事が可能。

例えば炎であれば閉じ込めた逃げ場のない空間の中で相手を焼き殺す事も可能。

ネルは空間の中に他属性の力を付与する事で空間に相手を閉じ込め、回避不可能な条件を設定して月の民達を殺していった。

そして命令通り月の民の中でも魔力が高そうな人達を片っ端からひっ捕えた。

中には子供も居たが魔力が高そうだし良いだろうと思って馬車も乗せたが、しかし。

「馬鹿はどっちだろーな?ライク!ニケル!外に向かって走って逃げろ!」

「!?しまっ…」

ひっ捕えた月の民達が馬車の中で反乱を起こした時だ。ローグと呼ばれる月の民の先導者と交戦していたネル。

その際にローグは2人の月の民の子供2人を逃す為、ネルの首根っこを思い切り締めて動かない様に拘束した。

ライクとニケルは己の全ての魔力を纏い、超高速で外へ脱出した。

そして、2人は振り返らないままローグに向かって同時に言った。

「「どうか、ご無事で!!」

二人はそれだけを言い残し、全速力で外へ脱出した。

「クソガキ…待つんだ!」

「くそっ…僕が、僕が任務を遂行出来ないなんて…くそっ、くそっ、クッソォーーー!!!!」

既にライクとニケルはそのまま馬車から見えない場所まで移動しており、ネルは拘束されたまま2人に逃げられてしまった。

その後、月輪の目を開放したローグと交戦していたネルは最初こそ苦戦を強いられていたが、死神の魔力を使用した事によりローグの全身を一捻りにして潰した。

「全く、あんましこの力使いたくないんだよなぁ。血塗れになっちゃうと、掃除も大変だからさ。」

捻り潰した影響で戦ってた馬車の中がローグの血で血塗れになっていた。

「ま、生きて返すのは無理だったなぁ。ハイドに謝っとくか!」

ネルは今回の事を深く考えず、短絡的に考えていた。

そしてシルフに着いた後ネルはハイドに呼ばれた。

勿論、月の民を生捕りに出来なかった件だ。

「ネル。月の民の何人かひっ捕えろと言った筈だが?」

「申し訳ないと思ってるけど、馬車で暴
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